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代表挨拶
この度、地元北九州の中小企業後継者育成を主目的とした『至誠&絆アカデミー』を開講する
ことになりましたのでご挨拶申し上げます。
この30年世界のGDPは2倍になったのに対し日本のGDPは伸び悩み、2022年1~12月の出
生数は79万9,728人で、前年より4万3,169人減少。1899年の統計開始以来初めて80万人を下回り、過去最少を更新しました。
また、我が国の生産年齢人口は1995年で8,716万人をピークに2030年には6,773万、2060年には、生産年齢人口は4,418万人になると国立社会保障・人口問題研究所が予想しています。2030年問題と向き合うヒントは「人的資本経営」だとしています。
岸田首相は2022年1月17日の国会の所信表明演説で「新しい資本主義」の実現のために、
①「人への投資」、②「人的資本経営」、③「人的資本の開示」の推進を宣言しました。
故に、これからの経営者は経営戦略と人事戦略の連動、つまり人的資本経営を進めることが
求められます。
私は、地域の活性化の主役は中小企業であって欲しいと考えています。それは、日本企業の99.7%、従業者数70%を占める中小企業が0.3%の大企業の稲床になり、地域経済を支えていると言えるからです。
しかし、その中小企業・小規模事業者の70歳超の経営者約245万人のうち約半数が(日本企業全体の1/3)が後継者未定と言われ、事業承継は日本経済にとって大きな課題の一つです。
加えて、コロナ禍以降、企業経営の難易度は、一気に上がったと思います。厳しい市場環境の中で、(1)事業を継続する難しさ、(2)社会的な意義と事業と両立させる難しさ、
(3)社員を組織につなぎ止める難しさ、(4)変革・創造のプロジェクトを進める難しさなどこれら「四重苦」が経営者に襲い掛かっています。
ご存知のように経営を取り巻く環境は、目まぐるしく変わりとりわけ社会経済は、変化の中にあると言えるでしょう。中小企業の経営も、大手企業依存や頑張ればどうにかなる時代ではなく、財務諸表の経営分析だけで道が開ける時代でもありません。これからの中小企業の経営を担っていく後継者に求められるのは、経営者として必要な心技体を正しく身につけ、人はコストではなく資本だと考える人的資本経営を貫くことだと考えています。
当アカデミーでは、この様な考えに理解を示し、学ぶ意欲に満ちた後継者候補の方に学びの場を提供します。
お迎えする講師陣は、自分自身が事業承継を経験した者、中小企業への指導に卓越した専門家など個性豊かな面々で、ユニークな指導方法を交え、楽しくそして熱い指導をお約束します。
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